内閣府が先週、日本レスリング協会幹部による伊調馨選手らへのパワハラを認定したことを受け、福田富昭会長らが鈴木大地スポーツ庁長官に面会し、一連の問題を謝罪した。

日本レスリング協会・福田富昭会長「ご迷惑かけましたことを心からおわび申し上げて、改革を進めて前へ向かって2020年を迎えたい」

福田会長は冒頭、栄和人前強化本部長らによる伊調選手らへのパワハラが認定されたことについて謝罪したのに対し、鈴木長官は、協会の組織統治体制などを改善し、報告するよう求めた。

会談を終えた鈴木長官は、「今の時代は組織のガバナンスもきちんとしないと」と述べた上で、「告発状」が指摘した不透明な金の流れについても調べる姿勢を示した。

鈴木長官「公的資金がこういう事案に対してからまっていたら大変な問題。事実確認をする」

福田会長「責任は私にあると重く受け止めております。伊調選手と会っていないので会いたいなと思っている。2人で話せばいろいろ誤解の解けるところもあるかなと思っている」

福田会長はまた、現時点で資金の会計処理に不正はないと思うと述べる一方、具体的な組織改革案や時期のメドについては明らかにしなかった。

2018年5月2日 18時48分
日テレNEWS24
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