5/1(火) 19:32配信
井上尚弥、“逃げた”王者2人を英メディアが名指し 「統一戦に挑まなかったのは…」

SF級時代に井上との統一戦を避けたとして、IBF、WBA王者を英メディアが名指し

 プロボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)は5月25日にWBA世界バンタム級タイトルマッチ(大田区総合体育館)で同級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦する。「The Monster」はスーパーフライ級で統一戦を熱望していたが実現できず。対戦を表面的には歓迎しながらも、結局、避けた形となった他団体の2人の王者は英国メディアから「ナオヤ・イノウエとの統一戦に挑まなかった男たち」と厳しい視線を送られている。

 英国のスポーツ専門ラジオ局「トークスポーツ」は5月に行われる必見のビッグマッチを特集している。

 3階級制覇が期待される井上VSマクドネル戦と共に選出されたのは、翌日に米国のセーブ・マート・センターでそれぞれタイトルマッチに臨むIBF世界スーパーフライ級王者の“プリティボーイ”こと、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)と、WBA同級王者のカリド・ヤファイ(英国)だった。

 特集では「ナオヤ・イノウエとの統一戦に挑まなかった2人のスーパーフライ級王者こそが、フィリピン人のジェルウィン・アンカハスと、バーミンガム出身のカリド・ヤファイだ」と指摘している。

「他の王者から逃げられて、階級を上げた」のはロマチェンコと酷似

 同じ特集で井上がスーパーフライ級で味わった強すぎる王者の悲哀を伝えていた。

「ナオヤ・イノウエはワシル・ロマチェンコの物語に酷似している。彼はわずか15試合で2階級の世界タイトルを制覇したが、他のチャンピオンから逃げられて、階級を上げたのだ」

 強すぎるがゆえに対戦相手が見つからないのは、ウクライナの英雄と境遇が重なるとしている。

 そして井上から“逃げた”王者こそ、アンカハスとヤファイだと名指ししていた。両王者陣営はメディアを通じて井上との統一戦を歓迎しながらも、最終的には回避。
ボクシングが盛んな英国メディアも統一戦の夢を叶えることができなかった孤高の王者、井上の事情を慮っていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180501-00022770-theanswer-fight