サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームス(竹原稔社長)は25日、第14期(2017年2月〜18年1月)の収支決算を発表した。売上高は前期比21%増の33億5096万円で過去最高を更新。当期純利益は288万円(前期は968万円)で3期連続の黒字を確保した。

 売上高のうち、広告収入は15億7635万円で3%減ったものの、Jリーグからの分配金が放映権料のアップなどで2・3倍の4億4407万円に増えた。鎌田大地選手の海外への移籍金などでその他収入も3・4倍の4億1803万円となった。

 入場料収入も14%伸び、過去最高の6億3186万円。昨季は3年ぶりの一桁順位となる8位で、ホーム戦の平均入場者数は1万4194人(前年比1558人増)と過去最高だった。

 費用に当たる販売管理費は27億9253万円で、19%の増。このうち選手や監督などのチーム人件費は、30%増の18億881万円だった。

 竹原社長は、売上高が長年目標としてきた30億円を突破したことについて「ファンやスポンサーの皆さん、働いている仲間、選手とたたえ合いたい」と語った。第15期は昨期と同規模の売り上げを目指す。

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