大相撲の部屋を系統別に分ける一門で、「貴乃花一門」の名称が変わることが18日、日本相撲協会関係者の話で分かった。
関係者によると、3月に2階級降格処分を受けた貴乃花親方(元横綱)が4月上旬、一門の親方衆に対し「貴乃花」の看板を外すことを申し入れて了承された。

2月の理事候補選挙で落選した貴乃花親方は3月の春場所での無断欠勤や、弟子の十両貴公俊関による暴行問題の監督責任などを問われて降格。
親方衆の序列で再雇用者の参与を除いて最下位となる年寄となった。

一門のある親方は「ご本人が言っているので受け入れる。謝罪の意味やゼロからのスタートという思いではないか。ばらばらになるのではない」と述べた。
今後については一門内で話し合うが、形態などについての最終判断は、協会の八角理事長(元横綱北勝海)に委ねる方針。

貴乃花親方は2010年の理事選挙を前に二所ノ関一門を離脱し、支持者とともに貴乃花グループを形成。
14年に一門への格上げが認められた。
同一門には貴乃花部屋の他、阿武松、千賀ノ浦、大嶽、立浪の各部屋が所属している。

http://www.sanspo.com/sports/news/20180418/sum18041822440005-n1.html