で、プロ野球が「実数発表」に踏み切ったのが、「たかが選手が」で
大顰蹙を買ったあの球界再編騒動の翌年の2005年だったんだけど、
発表してみたら (Number640号=11月17日号で検証されているように)
人気のはずのセリーグの横浜・広島・ヤクルトがJリーグセレッソ大阪や
ヴィッセル神戸よりも下の平均1万人レベルだったり、ソフトバンクや
中日すら新潟よりも下だったりといった実態が露呈してしまった。

Jリーグを一方的に敵視することかの国の民族そのものの野球界は、
かくしてあっさり 水増し容認に戻ってしまった。

雑誌の発行部数の公称と同じで、広告収入=放映権料の金額に
関わってくる数字だから「減った」と発表する勇気が出ないんだろうけど、
どこも適当に万単位の水増しをして、しかもJリーグと違って野球は
きちんとした経理が公開されていないから、球団関係者ですら、実際の
館客数は増えているのか減っているのか、誰一人として数字を把握
できていないっていうメチャクチャなことになっちゃってる。

「プロ野球は戦後の闇市感覚のまま」と言われても仕方ない惨状だ。