4月7日付けで解任された日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督のあとを継いで就任する西野朗新監督の任期について、日本サッカー協会の
田嶋幸三会長は「ロシアW杯まで」と明言した。ロシアW杯以降はあらためて新監督を選ぶことになる。なお、西野氏の後任となる技術委員長についても
「人選しているところ。今度の木曜日には理事会に諮りたい」と説明した。

 次の代表活動は5月下旬から行われる国内合宿で、5月30日のガーナ戦(日産ス)を経てオーストリアでの事前合宿に入る。西野監督に与えられる
準備期間は短いが、田嶋会長は「3週間が短いか長いかは分からない。短いからこそ、みんなが集中できる。もし早くやっていたら、違った意味でまた
摩擦が出るかもしれない」と前向きな見解。短期間だからこそチームが結束を強めることに期待した。

 アルベルト・ザッケローニ元監督の下、グループリーグ敗退に終わった14年ブラジルW杯の反省として、技術委員会ではW杯で指揮を執った経験のある
監督に任せるべきだとの結論を出し、その後、いずれもW杯経験のあるハビエル・アギーレ前監督、ハリルホジッチ監督とつながった。西野氏には当然、
W杯で指揮を執った経験はないが、「ここは緊急事態になってしまったということ」と説明。「外部のまったく関係ない人を連れてきて指揮を執る
リスクのほうが高いと思った」と判断し、「この短い時期だからこそ、西野さんにお願いした」と強調した。

 西野氏への就任要請のタイミングについては「打診をしたのは先週の前半。名古屋で会った。金曜(6日)の夜にも会って話をした」と説明。
当時の反応については「彼は慎重な方。いろんなことを考えたうえで結論を出した。慎重な方なのでハッキリとはおっしゃらなかった」と
言葉を濁した。

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