所属事務所「オフィス北野」から独立し、自ら設立した新事務所で4月1日から活動するタレント・ビートたけし(71)の新事務所「T.Nゴン」に、たけし軍団のメンバーが加わることが30日、分かった。
軍団メンバーの追随が明らかになるのは初めて。

関係者によると、たけしの後を追うのは、〆さばアタル(49)とアル北郷(46)。
芸人としての活動とともに、近年は構成作家として才能を発揮し、2014年から今年1月まで5回にわたって開催された「ビートたけし ほぼ単独ライブ」シリーズでも企画・構成を担当した2人。
たけしにとって欠かせない存在ということもあり、移籍することになった模様だ。

〆さばアタルは1989年に軍団入り。
〆さばヒカルさん(故人)と漫才コンビを組んで活動してきたが、2006年にヒカルさんが亡くなってからは主にピン芸人として活動。
アル北郷は1995年に軍団入り。
長年にわたってたけしの付き人を務めた経歴がある。
たけしは独立に際し、軍団メンバーに「オフィス北野」に残って再出発することを進言し、旗印として旧事務所名を「オフィスたけし軍団」とすることを提案していた。
さらに、軍団メンバーらの今後の活動資金のために、株を処理したり3億円にも及ぶ退職金を残すなど「殿」としての親心を見せていた。

軍団メンバーでは、たけしの思いを受け取ったガダルカナル・タカ(61)らが残留を明言する一方、態度を保留しているメンバーもいる。
しかし、たけしは「軍団を含め、これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」との意向で独立しているだけに、他のメンバーも受け入れるかどうかは不明だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180331-00000001-sph-ent