2018年03月24日15時46分

 経営再建中の東芝は、一部地域を除いて25日放送分を最後に、国民的アニメ番組「サザエさん」のスポンサーを降板する。経費節減策の一環で、約半世紀にわたるCM提供に幕を下ろす。


 4月からは日産自動車などがスポンサーを続けるほか、インターネット通販大手アマゾンジャパン(東京)や子ども・ベビー用品の西松屋チェーン、大和ハウス工業が新たに加わる。
 東芝は、サザエさんのテレビ放映が始まった1969年からメインスポンサーを務めてきた。

 だが米原発事業をめぐる巨額損失で業績が急激に悪化。「全ての項目で、支出に見合った収入があるのか洗い出す」(平田政善専務)として費用対効果を見直し、昨年11月に降板を決めた。白物家電事業を中国資本に売却しており、一般消費者への宣伝効果を意識する必要性が薄れていた。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2018032400538&;g=eco