3/10(土) 9:26配信
物議醸すハリル「W杯メンバー2段階発表」の被害者は誰だ

 日本代表ハリルホジッチ監督の「W杯代表メンバー2段階発表方式」が
物議をかもしている。 

 6月14日に開幕するロシアW杯。登録メンバー23人の発表は「いつも通りだと開幕戦の1カ月前に発表。今回は5月14日の月曜日昼下がりの発表ともっぱらだった」(放送関係者)。

 ところがハリルは「5月中旬に予備登録メンバーとして35人を発表」「同30日の国内最終テストマッチ・キリンチャレンジ杯のパフォーマンスをチェックして23人に絞り込む」プランを持っているという。

 ここで思い出されるのが、98年フランスW杯直前の合宿(スイス・ニヨン)である。当時の岡田代表監督は、登録メンバー22人に対して25人を合宿に参加させた。選手たちは最終調整どころではなかった。寄ると触ると「誰が外される? オレか? アイツか? それとも……」と疑心暗鬼になり、チームの雰囲気は「かなりドヨ〜ンとしていた」(ベテランサッカー記者)。しかも日本サッカー界のレジェンドである三浦カズが外れたことが、チームに悪影響を与えてしまった。前出の放送関係者がこう言う。

「たとえばW杯本大会でエースFWに抜擢されたFW城です。W杯予選中は百戦錬磨のカズの先発が多く、途中出場の後半から大暴れすればいい――という役回りでプレッシャーとは無縁だった。それが直前にカズがいなくなり、先発FWに指名されたことで強大なプレッシャーに押しつぶされてしまい、それが本大会での低パフォーマンスにつながったのです」

 前出のベテラン記者は「5月中旬に23人に絞り込むべき」と話しているが、さてハリルに聞く耳はあるのだろうか……。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180310-00000014-nkgendai-socc
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