歌舞伎座人気が一服…梨園が仕掛ける尾上松也“婚活作戦”
2018.03.04
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/224429
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海老蔵よりガードが緩いという尾上松也(C)日刊ゲンダイ

 2013年4月に再開場してから間もなく5年。連日、あふれんばかりの人が行列をつくってきた歌舞伎座も、さすがに一服の様相だ。
13年度に歌舞伎座がたたき出した興行収入は146億円に上るが、それ以降は微減が続いている。

「歌舞伎の興行主の松竹の18年2月期通期の純利益は33%減の予想です。16年10月から開催した八代目中村芝翫の襲名披露の反動もあり、観客動員数が減少しています」(アナリスト)

 客足が鈍り始めたのは“スター不在”が大きい。近年、歌舞伎界は中村勘三郎(享年57)、市川団十郎(享年66)、坂東三津五郎(享年59)といったカリスマを相次いで失ってしまった。

 しかし、松竹には歌舞伎を2020年東京五輪で世界にアピールしたいという思いがあるという。そのために仕掛けようと目されている“ビッグイベント”が、市川海老蔵(40)の「13代目市川団十郎襲名」だ。
13年から空位となっている歌舞伎界で最も権威のある大名跡を2年以内に海老蔵に継がせることが既定路線といわれている。

 海老蔵人気に頼り切りと言っても過言ではない歌舞伎界だが、一方で海老蔵の私生活に気を揉んでいるという。

「幼子2人を残し、乳がん闘病の末に小林麻央さんが亡くなってからはや8カ月。以来、海老蔵さんは子育てに奮闘する姿を日々ブログにアップし続けている。
子育てを頑張っているのは確かですが、“遊び人”の性格は簡単には直りません。先輩たちが“軽率な行動を取るなよ”ときつく言い聞かせていますが、いつスキャンダルが出ても不思議ではありません」(梨園関係者)

 そこで歌舞伎界が“次世代の看板”と密かに期待を寄せているのが尾上松也(33)だ。前田敦子(26)との熱愛報道で、一気に世間に名が知れ渡った。

「話題になれば足を運んでくれるお客さまも増えます。梨園にとって松也の熱愛報道は大歓迎でした。結局、前田さんと破局したことで肩を落とした梨園の関係者も多かったと聞きます。
今は松也の“格”を上げて歌舞伎界を盛り上げるために大がかりな“婚活”が始まろうとしています。ひょっとしたら、良家の子女とか、超有名女優さんとか、お相手に驚くような方の名前が浮上するかもしれません」(前出の関係者)

 海老蔵に比べると、松也のガードは格段に緩いという。目下、芸能マスコミは松也のスクープを狙っている。