野球評論家・張本勲氏(77)が4日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に出演し、野球の日本代表強化試合「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」について自身の見解を示した。

 稲葉篤紀監督(45)が率いる侍ジャパンは、先発・千賀滉大投手(25)=ソフトバンク=が2回を完璧に抑え、その後も完璧な継投でオーストラリアを2―0と完封勝ちした。

 張本氏は「この日本の投手の継投じゃ(豪州は)打てないですよ。オール米国でも難しいかも分からない。ものすごいいいピッチングしていた」と絶賛したが、今回の試合に「何のために試合やるのかよくわからない。この時期に」と苦言を呈した。「興行が成功しているからって、この時期ですよ。すぐペナントレースですよ、大事な。(選手は)疲れるし苦しめるようなスケジュールは組んでもらいたくないね」と示した。

 司会の関口宏(74)が開幕前のこの時期しか練習できないのではと聞くと「オールジャパンよりも自分と自分たちのチームが一番大事ですから。ものすごい大事なペナントレースが始まるんですよ」と反論。さらに「去年のWBCもそうでしょ。2ゲームだからいいのよ。5ゲーム、6ゲームやったらクタクタになるんだから。筒香がダメになりました、ヤクルトの山田がダメになりました。広島の菊池もダメになりました」。関口があっぱれはあげられませんねと聞くと「冗談じゃありません。逆ですよ」と憤っていた。
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