青森市で14〜18日に開催されるカーリングの日本混合ダブルス選手権への関心が高まっている。平昌冬季五輪で日本勢初の銅メダルを獲得した女子代表、LS北見の藤沢五月選手ら3人が出場するとあって、会場のみちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館)には連日、50件ほどの問い合わせが寄せられているという。主催の日本カーリング協会は1日、会場の混雑を避けるため同選手権の観覧を有料とすることを決定したが、大会運営を担う県カーリング協会は、注目の選手たちを目当てに大勢の観客が押し寄せると予想。混乱を生じさせないよう準備に余念がない。

 「観戦に関する問い合わせで携帯電話が鳴りっぱなし」。県カーリング協会の担当者は、銅メダリストへの注目度の高さをあらためて感じたと言う。

 カーリングの試合観覧の有料化は既に4人制の日本選手権で導入されているが、混合ダブルスの日本選手権では初めて。県カーリング協会の佐藤健一会長は「観客が増えてコントロールするのが難しくなっている」と事情を説明した。

 日本カーリング協会によると、観覧料は14〜16日の予選リーグが1500円、17日の予選リーグ・タイブレークが2千円。18日の準決勝2試合、決勝と3位決定戦の2試合はそれぞれ2千円となっている。

 販売されるチケット数は1階席と2階席を合わせて256枚。購入方法は必要事項を記入の上、メールで申し込み、試合当日、予約確認メールを印刷したものを会場で提示し、現金とチケットを引き換える。

 2006年トリノ冬季五輪では、女子代表として出場したチーム青森が一躍脚光を浴びた。五輪後に青森市で開催された日本女子選手権には、活躍した選手たちを一目見ようと、県内外から大勢の観客や報道陣が会場に詰め掛けて一時、入場を制限するほどの盛況ぶりだった。

 現在の女子代表の人気を「トリノ五輪後のような状態」と喜ぶ佐藤会長。「大会運営にトラブルが生じないよう体制を整え、観客への応対に備えたい」と語った。

3/2(金) 12:24配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180302-02122422-webtoo-l02

写真https://amd.c.yimg.jp/amd/20180302-02122422-webtoo-000-1-view.jpg