北原里英、デビュー記念日にAKB劇場でラスト公演
2018年3月1日22時50分 日刊スポーツ
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AKB48劇場最終公演に出演したNGT48北原里英(C)AKS
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北原里英のAKB48劇場最終公演に出演した、左から大家志津香、北原、指原莉乃、横山由依(C)AKS
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4月14日に新潟・朱鷺メッセで卒業コンサートを行うNGT48北原里英(26)が1日、東京・AKB48劇場での最後の公演を行った。
元AKB48で、10年前のこの日にここで劇場デビューをしていた。記念日に集めたのは、気心の知れた仲間たち。
同じAKB48第5期生からは、HKT48指原莉乃、AKB48宮崎美穂、JKT48近野莉菜、卒業生の石田晴香、内田真由美、小原春香、中塚智実、仁藤萌乃。
そしてデビュー当初に同じ寮のマンションに住んでいた北原(愛知県出身)と同じ、地方出身メンバー(通称・地方組)のAKB48大家志津香と横山由依。加えて、ゲストにNGT48の後輩の西潟茉莉奈、山口真帆、村雲楓香が出演した。

「10年前を思い出しながら、楽しみましょう」と言って、1曲目は“地方組”の指原、大家、横山と4人で「帰郷」を披露した。
そのまま、かつて北原、大島優子と指原、横山で結成していたユニットNot yetの「週末Not yet」も熱唱した。
MCを務めた大家と横山は、「当時はお金がなくて、コンビニのカップケーキに火をつけた綿棒を差して、(AKB48の誕生日ソング)『涙サプライズ』を流してお祝いしてくれた」(大家)など、秘話を明かした。

4曲目には、08年の北原が研究生時代の「ただいま恋愛中」を5期生の9人で歌った。宮崎は「エモいっすね。10年って大きいね」と、息を切らせて感慨に浸った。
3月17日にインドネシア・ジャカルタJKT48劇場で卒業公演をする近野も「現役でこのAKB48劇場に立つのは私も最後です」とあいさつした。
指原は「私たちはバラバラに活動したから、特別な絆もないし、持ち曲もないし、デビュー日もバラバラだったよね」。
来月30歳になる小原は「みんなに会ったら一気に10年前に戻った。オーディション受けたころに戻った」。
焼肉店を経営している内田は「毎日、肉焼いてる」と笑わせた。

ユニットコーナーでは、08年8月の日比谷野外音楽堂コンサートで、北原、指原、宮崎、仁藤の4人で挑戦していた「ガラスのI LOVE YOU」を復活させた。
当時のAKB48が勝負をかけていた大きなコンサートで若手の中から抜てきされて、ファンの間では「次世代の選抜候補たち」と呼ばれて、飛躍のきっかけとなった思い出の歌だった。
さらには、10年前のこの日にバックダンサーでデビューした曲「純情主義」を、同じバックダンサーで再現。
当時の北原が、ファンの間で「研究生に美少女がいる!」と話題にもなった曲だった。

その後も「純愛のクレッシェンド」「君が教えてくれた」「制服が邪魔をする」といった、研究生時代の曲を続けた。
北原は「(リハーサルも含めた)この2日間は、タイムスリップしたみたいでした」と、若かりしころの思い出を思う存分振り返った後、本編のラストは、「桜の花びらたち」から、地方組でのチームK時代の締めの曲「引っ越しました」へ。
親友の指原に涙ぐまれる中、紙テープを客席に投げると、北原の瞳も潤んでいった。AKB48からNGT48へ移籍した、自分のアイドル半生も重ねて歌った。

アンコールは、前田敦子の卒業ソング「夢の河」。前田が東京ドームで卒業した時には、白い大きなゴンドラの船に乗っていたが、北原は段ボールの船に乗ってステージ中央へ。
実は、かつて地方組の一員だった小森美果の13年の卒業時に、テレビ番組「AKB映像センター」で指原たちと自宅で同曲のパロディーを撮影していたことを、再現したもの。
アンコール直前に流した10年を振り返るVTRの中にも、その映像を前フリとして混ぜていたため、観客は大爆笑だった。

>>2以降に続きます。