※2018年2月16日(金)23時〜テレ東系列で放送の「WBS」より

スポーツ配信…今度はプロ野球!? Jリーグに2100億円出した“黒船”

(66年ぶりの「金」連覇へ 圧巻!羽生…SP首位発進)

メインキャスター・大江麻理子「(※羽生結弦と宇野昌磨へのコメント後に)こうしたスポーツの観戦方法も今、大きく変わってきているんですよね、相内さん?」
フィールドキャスター・相内優香「はい。スポーツ観戦がお好きな方は知っているかと思いますけれども、こちらのロゴ、見たことあるでしょうか? イギリスのパフォーム・グループが運営するスポーツ動画の配信サイト、ダゾーン(DAZN)です。
このダゾーン、一昨年、Jリーグと10年間で2100億円もの巨額の放映権契約を結び、話題になりました。そのダゾーンが今日、今度はプロ野球の生配信を始めると発表しました。スポーツ配信ビジネスの最前線、取材してきました」

■スポーツ配信の“黒船” 今度はプロ野球の放映を発表

【Jリーグに加えプロ野球も…巨額放映権で年間7500試合配信】
ダゾーンのジェームズ・ラシュトンCEO「Jリーグとのパートナーシップは始まりに過ぎない。野球がコンテンツミックスを完璧にする」

ダゾーン:読売ジャイアンツを除く11球団と契約 生配信などをスタート

ナレーター「スポーツ動画配信サービス、ダゾーンは今シーズンから新たにプロ野球の生配信を始めると発表しました。配信するのは、読売ジャイアンツを除く11球団のホームゲームです」

ジェームズ・ラシュトンCEO「野球がなくてもコンテンツは充実していたが、完成形にするには、どうしても野球が必要だった」
相内優香「(プロ野球は)ハウ マッチ?」(※訳:プロ野球の放映権料はおいくらですか?)
ジェームズ・ラシュトンCEO「残念ながら、それは言えない。金額で言うとJリーグ(※10年2100億円)の方が高かった」

ダゾーン:2016年にJリーグと10年2100億円の放映権契約を結ぶ
ダゾーン:月額1750円で見放題 約1年で100万人のユーザーを獲得

ナレーター「ダゾーンは一昨年、Jリーグと10年で2100億円という巨額の放映権契約を締結し、話題を呼びました。サッカーだけでなく、F1、テニス、アメフトなど、様々な試合を年間7500試合以上配信。
都内(東京・港区の大門オフィス)に専用のスタジオまで設けています。月額1750円という価格で見放題。コンテンツを増やしながら、およそ1年間で100万人のユーザーを獲得しました。しかし…」

ジェームズ・ラシュトンCEO「最初は利益が出ないことはよく分かっている。投資回収が遅れるのもよく分かっている」

ナレーター「巨額の投資をしたにもかかわらず、まだ採算は取れていないと言います。そこへさらにプロ野球を買って大丈夫なのでしょうか?」

ジェームズ・ラシュトンCEO「最初は豊富なコンテンツラインアップを用意することが大切」

スカパー!:ダゾーンの参入以降、1年半で25万人が解約
スポナビライブ:サービス終了 Bリーグなどはダゾーンへ移行

ナレーター「そこにはコンテンツ獲得の熾烈な争いがあると言います。実際、今までJリーグなどを放送していた衛星放送チャンネルの『スカパー!』はダゾーンの参入以降、サッカーコンテンツを失い、1年半でおよそ25万人が解約しました。
さらに、この競争の過程でサービスを終了するのがソフトバンクのスポーツ動画配信サービス『スポナビ』です。サービスの終了に伴い、プロバスケットボールのBリーグなどはダゾーンへ移行が決定しました。もはや1強体制も見えてきたダゾーン。今後、数年をかけて、巨額の投資を回収する計画です」

ジェームズ・ラシュトンCEO「日本一のスポーツ動画配信サービスになりたい」

>>2-5あたりに続く)

ソース動画
https://vimeo.com/256394415
※キャプチャー画像
相内優香「(DAZNが購入したプロ野球の放映権料は)おいくらですか?」
http://i.imgur.com/2eCZqr0.jpg
DAZNのCEO「残念ながら、それ(プロ野球の放映権料)は言えない」
http://i.imgur.com/AEF3NbV.jpg
DAZNのCEO「金額で言うと、Jリーグの放映権料(10年2100億円)の方が高かった」
http://i.imgur.com/TXTpuX4.jpg
「スカパー!」はDAZNの参入以降、1年半で25万人が解約
http://i.imgur.com/IOfuDLI.jpg
ソフトバンクが「スポナビライブ」のサービス提供終了
http://i.imgur.com/Rkgiswa.jpg
「スポナビライブ」のサービス終了でBリーグなどはDAZNへ移行
http://i.imgur.com/7VNccND.jpg