マーリンズ右腕 チームの再建プランを支持「主力は放出されて良かった」
2018年2月17日 14:59 スポニチ Sponichi Annex 野球
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/02/17/kiji/20180217s00001007269000c.html

マーリンズのダン・ストレイリー投手 (AP) Photo By AP
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米国のマイアミ・ヘラルド紙(電子版)は16日、マーリンズのダン・ストレイリー投手(29)がチームの再建プランを支持していると報じた。

マーリンズは昨季終了後に球団が売却され、今オフは元ヤンキースのデレク・ジーター氏を中心とする新オーナー陣が、チーム再建へ向けて積極的に動いている。

ただ、その内容はファンにとっては納得のいかないもの。昨季59本塁打の活躍でリーグMVPに輝いたスタントンをはじめ、オズナ、イエリチ、ゴードンといったレギュラー陣も次々とトレードで放出。一体、シーズンで何敗を喫するのだという状態となり、スタントンとのトレードでヤンキースから移籍してきたカストロは早くも移籍を希望する始末だ。

こうした再建プランに批判の声も多いが、少数派ながらも支持の立場をとる者もいる。以下は同紙に掲載されたストレイリーのコメントだ。

「トレードされた選手はチームから放出されて良かったのだと思う。マーリンズでのプレーを望まないのなら、他でキャリアを続ければいい。自分はこうした再建プランを支持する立場。トレードで獲得した選手の活躍で、周囲が考えるよりも早くチームの状態が好転するかもしれない。(低迷していた)カブスやアストロズにも在籍していたが、自分のトレード移籍後にワールドシリーズ制覇を果たした。チーム再建の一部に使われたけれど、そういうことだってあるのさ」。

先発右腕のストレイリーはメジャー6年間で通算37勝。マーリンズ初年度の昨季は33試合の登板で10勝9敗、防御率4・26という成績だった。本人の言葉通り、2014年にはシーズン途中からカブス、翌年の15年にはアストロズに在籍。カブスは16年に、アストロズは昨季にワールドシリーズを制した。