平昌五輪フィーバーで民放ドラマは苦戦を強いられているが、NHKの大河ドラマ「西郷どん」(日曜夜8時)はそこそこ好調だ。
11日放送の第6話平均視聴率は、15.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

「過去の大河を見ても、視聴者が『つまらない』と判断して数字が下がり始めるのが6話目あたりからです。昨年の『おんな城主 直虎』もそうで、
全話の平均が12%台で終わった。逆に西郷どんは3、4話目の14%台から盛り返しています。ここを乗り切れば視聴者も“固定化”していく。
今後に期待できそうですね」(NHK関係者)

 主演の鈴木亮平(34)といえば、映画「HK変態仮面」で女性のパンティーをかぶってみせた“役者魂”に定評がある。さらに13日付の
「AERA dot.」は〈ファミレスで猛勉強…鈴木亮平、その魅力は「西郷どん」の肉体美だけじゃない!〉と報じている。

 何でも鈴木は、好きが高じて「世界遺産検定」を取得するため、仕事の合間や夜通しファミレスにこもって猛勉強をしたそうで、
〈マッチョな体形からコツコツと勉強している姿はあまり想像できないが、“文武両道”でクレバーな俳優〉とベタ褒め。もっとも鈴木の
オフォシャルブログによると、世界遺産検定2級の時はファミレスで「一夜漬け」というから、まあ、ご愛嬌か。

 ネット上では〈陰でコツコツと努力を積み重ねていますね、さすが〉などと鈴木の評価はうなぎ上りなのだが、一方で、
〈ファミレスにこもって勉強されると迷惑〉なんて意地悪な意見も。

 迷惑かどうかはさておき、鈴木に限らず、世の中には、自宅より外の方が集中できるというタイプがいる。お笑い芸人の又吉直樹も芥川賞の
「火花」を行きつけの喫茶店で執筆していたらしい。米医学博士で心理学博士の鈴木丈織氏が言う。

「ガヤガヤした場所にいる方が、周囲の雑音を遮断しようとして、目の前のことに、より集中していける。もともと集中力が高い人にとっては、
そうした雑音が、集中するための“スイッチ”になるというわけです」

 集中力の高さもまた、いい役者の条件だ。

日刊ゲンダイ
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