ヤクルト復帰 青木宣親に囁かれるあの先輩との“不仲説”
2/11(日) 7:00配信 文春オンライン
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日本通算打率は.329 ©共同通信社
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ニューヨーク・メッツからFAとなっていた青木宣親外野手がヤクルトに帰ってきた。“3年総額10億円”という大型複数年契約だ。

青木とヤクルトはこれまで「帰国の翌日には球団事務所に顔を出す」(スポーツ紙デスク)と言われるような良好な関係で、球団は「やれるうちに戻って来て欲しい」と言い続けてきた。実は昨オフもヤクルト復帰の話があり、本人も周囲に「年齢的に、向こうでやるのはキツくなってきた」と漏らしていたという。

復帰を後押ししたのは、未だに移籍先の決まらない選手が数多くいる今オフのFA市場の異常な停滞ぶりである。

「36歳のベテラン外野手は、メジャー契約ではなくマイナー契約でキャンプに招待され、メジャーの椅子を賭けた戦いをする可能性が高かった。メジャー契約の場合、年俸は7億円程度と言われていた青木に対し、ヤクルトは3億円程度での獲得を希望していた。3年10億円は最大限の誠意でしょう」(同前)

かくして7年ぶりに日本球界復帰となった青木。昨季、45勝96敗2分という屈辱的な成績で最下位に沈んだ古巣を浮上させられるか?

「メジャー6年の通算打率2割8分5厘の打棒は健在。日本ではメジャーほど厳しく内角を攻めてはこないので、活躍が見込めます」(同前)

一方で、記者の間では、こんな不安も囁かれている。

「青木は、今季からヘッドコーチに就任した宮本慎也と不仲だったんです」(同前)

宮本の著書『意識力』には09年のシーズン中、センターを守っていた青木が緩慢な守備をコーチに注意されたことに反抗的な態度をとり、仲裁に入った宮本と〈一触即発〉の事態になったと綴られている。だが、ベテラン記者によると、

「その後、仲直りしたと聞きました。宮本の引退試合はMLBのシーズン終了直後でしたけど青木が駆けつけ、2人で和解の食事もしています」

実はこの2人は、近い将来の監督候補でもあるという。

「世間では宮本が次の監督だと思われていますが、そう簡単な話じゃないようです。ロッテの井口資仁新監督もそうだったようですが、現役メジャーリーガーを誘うとなれば、将来の監督手形も、となるのは想像に難くない」(同前)

新たな火花が散る?

「週刊文春」編集部