女優に歌手に、常に第一線で活躍する小泉今日子(51)が、36年間所属した大手芸能事務所バーニングプロダクションから独立し、同時に俳優の豊原功補(52)との「不倫」も公表した。
この“宣言”にどんな意図が隠されているのか。取材を進めると、キョンキョンの意外な顔が見えてきた。

*  *  *

「けじめをつけない大人が多すぎるよね。まあ、私もなんだけどね……」

知人女性は、今回の小泉の発表を受けて、小泉がふと漏らした言葉を思い出した。聞いたのは、おととしのこと。この頃、すでに小泉と豊原と深い関係にあったと思われる。
「小泉さんは、夜遊びもせずに自炊派。地に足の着いた大人の女性ですが、『私、青春の甘酸っぱさとか置き去りにしてきちゃっているからさ』とよく口にしてた。どこか青春を取り戻したい気持ちがあったのかもしれません」(知人女性)

2月1日、小泉が代表取締役を務める会社「明後日」の公式サイトで「小泉今日子からのご報告」と題したメッセージが発表された。1月31日でバーニングから独立したことを報告し、
「50代になり残りの人生を意識した時にこのままでいいのか」と独立に至った心境を明かしている。

さらに驚きだったのは、既婚者である豊原との関係を公表したことだ。豊原について「同じ夢を追う同士」としながらも「一部の週刊誌などで報道されている通り恋愛関係でもあります」と堂々と明かした。

これに呼応するように、豊原も公式コメントをすぐに発表。小泉との関係を「志を共にするパートナーシップであり、恋愛感情も伴っております」と告白し、さらに「家族とは3年近く以前より住まいを別にしている」と明かした。
3日には会見を開き、豊原は同様の内容を口にした。

芸能界にとって、タレントの独立ほどセンシティブな問題はない。アイドル評論家の中森明夫さんは、小泉の場合は、「円満退社」だとみる。
「小泉さんが50歳になった2年前、雑誌『MEKURU』にバーニングの社長の周防郁雄さんのインタビューが載っていた。周防さんは『こんな子(小泉)にはもう二度と出会えない』と語っています」(中森さん)

そのMEKURUの中で周防氏は「前から、いろんな分野でプロデュースをしてみたいっていっているから、そっちの方向に進むのかもしれないけど……すべてのことに頑張ってほしいと思う」と小泉にエールを送っている。
この発言からは、独立はバーニングと丁寧な調整を重ねた末、今回の公表に至ったと推測できる。

「バーニングに迷惑をかけないように、独立してから豊原さんとの関係も公表したのでは。僕の印象では小泉さんはうそをつくのが嫌な人。
事務所に所属してれば、自分の言葉で話したくても周りに迷惑がかかる可能性がある。そのために独立したのではないか」(同)

不倫を自ら公表した点にも注目だ。本誌で「てれてれテレビ」を連載中のカトリーヌあやこさんは「その潔さに、小泉さんらしいなと感じました」と言う。

「相手は離婚をしていなくて不倫です。こんなことを自ら発表すること自体珍しいですよね。
かつて、小泉さんにHIV感染のうわさが流れたときに、自分で検査を受けて、陰性である証明書をプリントしたTシャツを着て登場したことがありました。今回の思わぬ形での発表に、そのことを思い出しました」

上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)も、“らしさ”を感じた一人だ。「80年代から、アイドルとしてのルール、不文律のようなものを、自然体で壊し、はみ出ることをしてきた人。
他の女優やタレントだったら相当なバッシングになるような事態なのに、また違った形で注目されるのが、キョンキョンだな、と感じますね」

この、コイズミ流ともいえるやり方に対し、世間の受け止めはさまざま。ネット上には「人間だからいろいろある」と一定の理解を示す声もあるものの、「キョンキョン見損なった」という声が大きい。
小泉は、ホームページ上で「一個人として全てをこの身で受け止める覚悟」とつづり、2日には報道陣に対し、「自分の罪は、自分で背負って生きていきたい」と話し、頭を下げた。

つづく

2/4(日) 9:53配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180204-00000003-sasahi-ent