1/30(火) 17:58配信
<楳図かずおさん>仏の漫画賞「遺産賞」受賞 日本人3人目

 フランス西部のアングレームで開かれた「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」(25〜28日)で、漫画家の楳図かずおさん(81)の作品「わたしは真悟」が、永久に残すべきだと認められた漫画に与えられる「遺産賞」を受賞した。同フェスティバルは欧州最大級の漫画祭で、日本人の同賞受賞は、水木しげるさん、上村一夫さんに次いで3人目。


 受賞作は1982〜86年に漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された。悟と真鈴(まりん)から言葉を教えられた産業ロボットが意識を持ち、力を爆発させていく物語。昨年、フランスで翻訳版が出版され、今の世界を予見したような内容が話題を呼んだ。

 受賞を受け、楳図さんは「トレ・ゾホ(仏語で『とてもうれしい』)!! このあと楽しい企画がぞくぞく続く予感がして、とても幸せな気分です」と喜びを表した。【木村光則】

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