1/21(日) 15:48配信
 「卓球・全日本選手権」(21日、東京体育館)

 女子シングルス決勝が行われ、17歳の伊藤美誠(スターツ)が、前回女王の平野美宇(17)=エリートアカデミー=を4−1(11−7、11−9、11−2、5−11、11−6)で撃破して悲願の初優勝を果たした。伊藤は混合ダブルス、女子ダブルスと合わせて3冠を達成。3冠は15年大会の石川佳純以来で、17歳3カ月での達成は史上最年少記録となった。

 かつて“みうみま”としてダブルスを組み、ワールドツアーで史上最年少制覇も果たした同い年の盟友が、日本一を決める大舞台で対峙(たいじ)した。

 2人はともにピッチの早い卓球を展開したが、伊藤は粘り強く対応し、随所で厳しいコースをつくショットや強烈なスマッシュをたたき込んだ。伊藤は第1ゲームを5−7の劣勢から6ポイント連取して11−7で奪う。第2ゲームも伊藤が11−9で粘る平野を振り切る。第3ゲームでは10連続ポイントから11−2で圧倒した。第4ゲームは平野が11−5で奪い、意地を見せたが、伊藤はリズムを崩さず第5ゲームを11−6で制した。

 伊藤は16年リオ五輪に出場し、団体戦で銅メダルを獲得。一方、平野は昨年の全日本で史上最年少で優勝し、世界選手権でも銅メダルを獲得するなど先を走っていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000087-dal-spo