大河館、目標超え78万人で幕 オール浜松で取り組み継続
2018/1/15 08:17 @S[アットエス] by 静岡新聞SBS
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記念撮影する矢本悠馬さん(左)と田中美央さん=14日午後、浜松市北区細江町の大河ドラマ館
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浜松市が舞台の大河ドラマ「おんな城主直虎」の世界観を伝える大河ドラマ館(北区細江町)の閉館セレモニーが14日、同館横の市みをつくし文化センターで開かれた。1年間の開館中の来館者数は78万923人で、当初目標の50万人を大幅に上回った。

同館は観光誘客の拠点として市が設置し、官民連携組織の「おんな城主直虎」推進協議会が運営した。鈴木康友市長は式典で「浜松に新たな歴史的な魅力が加わった」と成果を強調。宿泊や飲食に経済波及効果があったとし、「さらなる地域活性化へオール浜松での取り組みを継続したい」と述べた。

式典では鈴木市長がドラマ制作関係者、同館の運営を支えた市民ボランティア代表の西ノ平隆夫さん(69)=同町=、観光おもてなしガイド代表の曽布川千佳子さん(67)=同=に感謝状を贈った。

開館最終日の同日は中野直之役の矢本悠馬さんと奥山六左衛門役の田中美央さんが来館。大勢のファンが詰めかける中、衣装や小道具を見学した。矢本さんは「人と人とのつながりを表したのが直虎の物語。浜松はそれに合った街」、田中さんは「浜松には情熱的な方が多く、役について教えてもらうこともあった。次はグルメを楽しみたい」と話した。