日ハム新球場 "有力候補"札幌市真駒内 住民は非公開協議に"不満"? 「地元と話し合いを」
1/15(月) 19:55配信
北海道ニュースUHB
UHB 北海道文化放送

ファイターズの新球場構想候補地の一つ、北広島市と球団は1月15日、スポーツや教育の分野で共同で取り組む協定を締結しました。

一方、もう一つの候補地、札幌市南区の真駒内公園周辺の住民も動き出しています。

1月15日正午に行われた、北広島市とファイターズのパートナー協定の締結。

協定は、教育やスポーツの分野で今後、両者が連携していくもので、選手を招いて、子ども向けの食育イベントを行ったり、
6月に市内で行われるロードレース大会で、球団と連携したイベントを行う予定です。

上野正三北広島市長:「子どもから高齢者までに、スポーツ文化の振興を図るのは、北広島市だけでは難しい。ファイターズの力を与えてくれれば、さらに発展する」

ファイターズ 竹田憲宗社長:「市町村の課題を一緒に資産有効活用するように進化したい。北広島と一緒に取り組みたい」

すでに、14回の協議を重ねている北広島市と球団。

パートナー協定が、新球場誘致にも追い風になるのでしょうか。

一方、札幌市が12月に提案した南区の道立真駒内公園をめぐっても新たな動きが。

1月14日、周辺の住民で作る市民グループが会合を開き、ファイターズの新球場について意見を出し合いました。

市民グループ:「例えば(公園には)球場だけつくる。お店は真駒内駅前につくってもらうのはどうか」

真駒内は、少子高齢化が進んでいます。

賑わいのある駅前を創り出そうと、2013年、まちづくり指針が策定されました。

今回の新球場構想を地域の再開発につなげるという考えに、14日は慎重な意見が目立ちました。

市民グループ:「札幌市は、球場が来ようが来まいが、駅前を再開発する。だったら自然を壊してまで誘致して、駅前の再開発につなげるのはおかしい」
「球団が真剣に真駒内に来たいのであれば、もっと具体的に、我々に説明し、青写真を出し、具体的に計画案を出していただかないと」

相次いだのは、協議が非公開で続いていることへの不満でした。

球団がどんな構想を持っているのか、新球場が出来たらどんなメリットやデメリットがあるのか、判断する材料がないという意見です。

真駒内駅前のまちづくりを考える会 青木新作代表:「(新球場)決定のプロセスに私たちを入れてほしい。情報をきちんと公開し、話し合う場を提供してほしい」

住民グループは、2月に意見をまとめることにしていて、市や球団に考えを伝えることも検討したいとしています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000013-hokkaibunv-hok