正直、
ブロンコ・ビリーとかセンチメンタル・アドベンチャーあたりまでは
まぁまぁな中の上クラスのゆるいいかにもの米国映画を趣味で
作ってるような人気俳優の監督作品だったけど
「許されざる者」で緊張感がとぎれることのない
素晴らしい傑作をとってずっとシビアなスタンスの映画をとるようになった。
このとき、62歳。
しかし本当に確変してほぼ全部撮る映画が、傑作となるのが、
ミスティック・リバー以降でことき、すでに73歳。
全盛期がこれ以降で撮る作品すべて傑作といっていい絶好調。

最盛期とおもわれたのが、
最高傑作と日本でいわれている「グラントリノ」と
素晴らしい造形美の「チェンジリング」をとった2008年でこのとき78歳。
そのあと下り坂になって、もう駄目かなと思われてたら
ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」
そして戦争映画史上で最大のヒットをした「アメリカン・スナイパー」という傑作をとった。
そして「ハドソン川の奇跡」もキネマ旬報で外国映画一位をとった。

イーストウッドは8回キネマ旬報で
年間外国映画一位をとっていて突出して回数が多い。
次に多いのが3〜4回だったと思うけどフェリーニとチャップリン。
回数で比較できないけどね。