『許されざる者』『ミニオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞®作品賞と監督賞を受賞、近年は『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』とリアルヒーローの真実を巧みに描いてきた巨匠クリント・イーストウッド監督。

208秒の決断に迫った『ハドソン川の奇跡』では、実際の現場にいた人々がエキストラとして参加した。
最新作ではさらに徹底してリアルにこだわり、主演の3人をそれぞれ本人が演じるというハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑んだ。

さらに当時の列車に居合わせた乗客たちも多数出演し、事件が起きた場所で撮影に臨んだ。
究極のリアリティの追求は、87歳を迎えても尚、トップランナーであり続けるイーストウッド監督だからこそ成しえた新境地。
普通の人々が奇跡を起こすストーリーと圧倒的リアリティが新たな真実を照らす。テロに立ち向かった3人の若者たちを描く究極の実話『15時17分、パリ行き』が、2018年3月1日(木)より全国ロードショーとなる。

この度、クリント・イーストウッド監督最新作『15時17分、パリ行き』日本版予告編が完成、監督のメッセージも到着しました。

 2015年8月21日、554人の乗客を乗せてアムステルダムを出発した高速国際鉄道タリスがパリに向かって走る。
車内には休暇を利用してヨーロッパ旅行中の3人の若者たち。
アメリカから来た幼馴染の3人は快適な旅を楽しんでいた。
だが、列車がフランス国境内に入った瞬間に事態は一変する。慌ただしく乗務員が通路を駆け抜けていく。一体、何が起こっているのか…。

 この時、車内では乗客全員をターゲットした無差別テロ、通称《タリス銃乱射事件》が発生。
トイレから漏れる自動小銃AK-47の装填音に気づいたフランス人乗客が取り押さえようとするが、イスラム過激派の犯人が発砲、被弾した乗客が重傷を負った。
乗務員室は鍵で閉ざされ、乗客たちは絶体絶命の危機に瀕していた。
極限の恐怖と緊張感の中、とっさに行動に移し阻止したのは、ヨーロッパを旅行中だった3人の心優しきアメリカ人の若者たちだった。

 2017年でも世界中でテロが114件(11/7まで。公安調査庁調べ)起きている。
いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今、ついに巨匠クリント・イーストウッド監督が初めて無差別殺傷テロを描く。
当事者の目線からテロの時代を生きる私たちに問いかける真実と現実。
87歳を迎えても尚、現役の監督として新たなる挑戦を続けるトップランナーの最新作は、今を生きる全ての人々に捧げられた物語だ。

「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」だと語る監督は、旅行中の若者たちがテロに直面したとき、とっさに行動し 554 人を救ったことに敬意を表す。
数年来、実在する等身大の英雄=リアルヒーローに焦点を当てた映画を撮り続けているイーストウッドにとって、《タリス銃乱射事件》を描くことは必然の選択だった。
映画化に当たって、数多くの俳優たちに会ったイーストウッド監督は、ハリ ウッド映画史上初となる大胆なキャスティングに挑戦。

テロを阻止した 3 人の若者たち本人こそふさわしい顔だと感じた監督は、スペンサー・ ストーン(写真左)、アレク・スカラトス、アンソニー・サドラー(写真中央)に、彼ら自身を演じてもらうことを決断した。
前代未聞、大胆とも無謀とも受けとめられるこの挑戦について、「映画を観たらちょっと驚くと思う」と自信をのぞかせている。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=hqSq1DrCut0

詳細はソース先で シネフィル1月4日
http://cinefil.tokyo/_ct/17140350