2018年1月4日 06:00

18年も木村文乃の快進撃が止まらない!アラサー毒女に女性弁護士、多彩な役に挑戦

[映画.com ニュース] 多数の映画やドラマに出演し、人気とキャリアを積み重ねてきた実力派女優・木村文乃の勢いが止まらない。2018年は、「伊藤くん A to E」で岡田将生とともに主演を担うほか、吉田大八監督と錦戸亮が初タッグを組んだ映画「羊の木」、松本潤の主演ドラマ「99.9 刑事専門弁護士 SEASONII」ではヒロインを務める。

04年に、映画「アダン」のオーディションでヒロイン役を射止め、女優デビューを果たした木村。洗練された美しさと親しみやすさを兼ね備え、男女ともに支持されているが、「伊藤くん A to E」はそんなイメージを払拭する“腹黒くしたたかな女”を演じている。

廣木隆一監督がメガホンをとった同作は、モンスター級に痛い男・伊藤(岡田)に振り回されるA〜Dの4人の女、それを傍観していた“5場面の女=E”こと矢崎莉桜(木村)の姿を描く。木村扮する莉桜は落ち目の脚本家で、A〜Dに対し心の中で毒を吐きまくる“アラサー毒女”だが、次第に自らも伊藤に追い詰められていく。

一方、「羊の木」は、山上たつひこ原作・いがらしみきお作画による同名漫画が原作のヒューマンミステリー。港町・魚深で市役所職員として働く月末一(錦戸)は、地方都市の過疎問題解決のため仮釈放中の受刑者を移住させる「国家の極秘プロジェクト」でやってきた元殺人犯の男女6人の受け入れを担当する。元受刑者たちは町に溶け込んで生活を始めるが、港で身元不明の変死体が発見され、静かな町に波紋が広がっていく。

木村は同作で、都会に馴染めず地元に戻ってきた女性・石田文に扮している。閉塞的な地方都市に違和感を覚えながらも、移住してきた元受刑者の1人・宮腰(松田龍平)に惹かれていくという役どころで、「意識したのは“心から笑えてない感じ”」と話している。

ドラマ「99.9 刑事専門弁護士 SEASONII」は、新ヒロインに木村が抜てき。99.9%有罪とみなされた事件でも、最後の0.1%まであきらめずに事実を追い求める刑事専門弁護士・深山(松本)と行動をともにする、元裁判官の弁護士・尾崎舞子役を担当している。

アラサー毒女、「元犯罪者を信じ抜くことができるか」という問題に直面する女性、そして“0.1%の事実”を追う女性弁護士。さまざまな役に挑み、新境地を開拓し続ける実力派・木村から今年も目が放せない。「伊藤くん A to E」は1月12日、「羊の木」は2月3日から全国公開。TBS日曜劇場「99.9 刑事専門弁護士 SEASONII」は、1月14日午後9時放送開始。


(C)2018「羊の木」製作委員会(C)山上たつひこ いがらしみきお/講談社
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