ときには友達とわいわい騒ぎながら、ときには1人で夜更かししてーー。
誰もが少年時代に熱中した懐かしの名作が遊べるミニスーファミが発売された。
レトロゲーム好きな矢口真里と高橋名人の熱い思い出話を聞けば、童心に返れるかも。

ーーニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(※以下、ミニスーファミ)の発売を記念して、
ゲーム好きのお2人に来てもらいました。お2人のスーファミとの出会いを教えてください。

矢口 発売当時はまだ小学2年生だったんですが、仲のいい友達の家にあって、毎日のようにお邪魔して遊んでいました。
でも、そのとき、欲しかったのは本体がかわいいファミコンのほうで、親にねだって買ってもらったのはそっちだったんですよね。

名人 ソフトが安いから親としては、ファミコンをねだられてよかったと思っていたかも(笑)。ファミコンだと、1本4000円から5000円だったのが、
スーファミのソフトだと1万円超えのものもあったからね。

矢口 そう。後でスーファミを手に入れてからもソフトは全然買ってもらえなかった。だから友達のソフトで遊ばせてもらって、吟味して吟味して、
買ってもらいました。

名人 僕は、当時いたハドソンが関わっていたPCエンジンで、宣伝企画の仕事をしていたんです。PCエンジン発売から数年後にスーファミが出て、
やっぱ任天堂はすごいのを出してきたなって。もちろんハドソンもサードパーティとしてスーファミにも参入して、私も関わることになります。

ーーミニスーファミには21本のソフトが収録されていますが、このなかで当時遊んでいたソフトはありますか?

矢口『スーパーマリオカート』は死ぬほどやり倒しましたね。でも今画面を見ると、すごいシンプルですね!

名人 日本で最も売れたスーファミのソフトだね。世界で確か900万本近く売れた。

矢口 最近、VRを扱った新宿のゲーセンで最新のマリオカートをプレイして、「時代はここまできちゃったのか」と驚いたんですけど、
逆にこの『マリオカート』を見ていると、なんか懐かしくて感動します。アイテムが地面にペタッとくっついていて、その上を通らなきゃいけないって、
もう全然世界が違う(笑)。今の若い子たちがやったら、逆に驚くんじゃないですか?

名人 でも、今に続くマリオカートの要素は、この初代の『スーパーマリオカート』にすべて入っているんだよね。キャラやアイテム、個性的なサーキット。
操作がうまくてもトップにいるとアイテムで絶対狙われて、強くても負けるときがあって、弱くても勝つこともあるバランス感覚が絶妙。

矢口 確かに! 初心者なら、この初代マリオカートが断然おすすめだと思います。

以降はソースにて
https://smart-flash.jp/entame/31499