【前園真聖 ゾノの焦点!】ハリルジャパンは東アジアE―1選手権で韓国に4失点で完敗するなど、自国開催でタイトルを逃すというふがいない内容でした。

特に選手に対してはW杯メンバー入りのサバイバルということも含めて、強い気持ちを前面に出したパフォーマンスを見せてほしかった。それが率直な感想です。

 現状で国内組がA代表の常連組に食い込むのは難しいと思いますが、何人か可能性のある選手も発見できました。その一人はJ1磐田のFW川又堅碁(28)です。最前線でボールも収まりましたし、躍動するプレーも見せてくれました。声も出ていて、チームに欠けていた闘争心みたいなものも感じられました。

 日本代表の1トップ争いは大迫勇也(27=ケルン)と杉本健勇(25=C大阪)が中心ですが、負傷などの影響もあって万全とは言えません。岡崎慎司(31=レスター)や小林悠(30=川崎)も控えている中、途中から投入されても、ポストやパワープレーなどで流れを変えられる川又のようなタイプが求められるかもしれません。

 ほかにもMF今野泰幸(34=G大阪)は、経験者として計算できる戦力ですし、試合を落ち着かせられる存在。GK中村航輔(22=柏)も好セーブを見せたように勝負強さの面でインパクトがありました。チームバランスを考慮すれば、メンバー入りも十分にあり得るでしょう。(元日本代表MF)

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