米女優メリル・ストリープ(68)が、数々のセクハラ行為が暴露されたハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏への無言の抵抗として、来年1月7日に行われるゴールデン・グローブ賞授賞式に黒のドレスを着て行くよう呼びかけていることに対し、「偽善者」と非難された。

 ストリープのほか、エマ・ストーンやジェシカ・チャンら同賞にノミネートされている女優やプレゼンテーターを務める30人以上が、授賞式で黒いドレスを着用すると報じられていた。これに対し、ワインスタイン氏にレイプされたと告発した女優ローズ・マッゴーワン(44)がツイッターで、「あの豚の怪物のために喜んで働いていたメリル・ストリープたちが、黒のドレスを着て無言の抵抗をするらしいけど、あなたたちの、その沈黙こそが問題なのよ。偽の賞を息を弾ませて受け取っても何も変化しない。偽善者ぶりに嫌気がさす」とストリープを名指しで批判した。

 これに対し、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされているストリープは、自身はセクハラ行為をまったく知らなかったと声明を発表。
「マッゴーワンから攻撃されて傷ついていますが、ワインスタイン氏の犯した犯罪について全く知りませんでした。私はレイプを認めていませんし、若い女性が暴行されるのは好きではありません。ただ、これが起きたことを知らなかったのです。私は彼がどこに住んでいるのか知りませんし、私の家に来たこともありません。彼のホテルの部屋に誘われたことはこれまで一度もありません」とコメントしている。
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