次代のエースに名乗りを上げる中日・小笠原慎之介投手(20)が18日、
ナゴヤ球場の屋内練習場ブルペンで、捕手を座らせて40球投げ、年内の投球練習を打ち上げた。
リハビリ組の練習を終えるのが20日で、年明けは1月8日に予定されている
地元・神奈川県藤沢市の成人式には参列せず、キャンプインに向けてギアを上げていく。

 あでやかな振り袖女子に囲まれ、懐かしい同級生たちと初めての酒盛り−。
そんな一生に一度の成人式のイベントも、勝負の年を迎える小笠原は見向きもしなかった。
一時の息抜きよりも、今は自分磨きの時期と割り切っていた。
「行っても人混みで疲れる。そんな時間はないし、練習を優先した方がいい」と言い切った。

 プロ2年目の今季は22試合に登板し、5勝8敗、防御率4・84。
数字には満足していないものの、ローテで回っていく手応えや自覚をつかんだ1年になった。
勝負の3年目は「チームの中心で投げる。ゲームをつくり勝つことが一番」と話し、
開幕投手争いにも「チャンスがあればやりたい」と加わる構えだ。

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201712/CK2017121902000093.html