12/18(月) 20:44配信
日刊スポーツ

 脳科学者の茂木健一郎氏(55)が、安倍晋三首相と会食したダウンタウンの松本人志(54)を
批判したと受け取られた自身の発言について真意を説明した。

 茂木氏は今年3月に「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に
批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」と批判して物議をかもしたが、
17日に放送されたフジテレビ系「THE MANZAI」で政治や社会問題を風刺したネタを披露した
ウーマンラッシュアワーを称賛するとともに、「別に、コメディーとしては当たり前だと思うんだけど、
それくらいのことが流せないで、地上波テレビにかかわっている人は、何がやりがいだと思っているんだろうかと思う。
忖度(そんたく)よりも勇気を。 もうそろそろ、先に行きませんか」と、権力に忖度するメディアを
再びチクリと刺した。

 さらに茂木氏は「時の首相と食事をしてよろこんでいるようなお笑い芸人や、コメンテーターは、
別にいてもいいけど、文化にはあまり貢献しないと思う。そういう人たちは、忖度のエンジェルに過ぎないから。
それは、公共の電波でやるコメディーではありません」とツイート。さらにその後も「新聞のラテ欄を見ると、
今日もまた、NHKから民放まで、ゴールデンは芸人やタレントのなれあい、内輪受けの番組ばかり。
誰が、こういうのを見ると思っているんだろう」と疑問を呈し、「YouTubeで、お気に入り動画探して
見ていた方がマシでしょ。もうそろそろ変わろうよ、日本の地上波テレビ」と続けた。

 茂木氏の発言は、安倍首相と会食した松本らを批判したと一部で受け取られたが、18日にツイッターで
「ぼくのツイートは、松本人志さんや、古市憲寿さんを批判しているわけではありません。むしろ、エールです。
私の批判は、常にシステムや、マインドセット、思想に向けられていて、ひとりの人間という存在に対しては常に
あたたかい気持ちしかありません。それが安倍さんでも、トランプさんでも」と真意を説明。「安倍さんとの
会食こと自体がどうこうというわけではないです。むしろ、番組の表現と一体となって、ある印象を与えていることが
残念です。安倍さんというひとりの人間に対するあたたかい視線を保ちつつ、その政策や思想については、
批判的ユーモアを向けること、いわゆるローストができたらいいのに」と思いをつづった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00080487-nksports-ent

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