「日馬富士は協会に残れる可能性も」 東京相撲記者クラブ・大隅氏が発言

 12日放送のTBS系「ひるおび」(月〜金曜・前10時25分)では、元横綱・日馬富士の書類送検を受けて
日本相撲協会の鏡山危機管理部長が貴乃花部屋を再訪問したことについて議論。
ジャーナリストの大谷昭宏氏(72)は「同僚の理事が2度3度と足を運んで、(貴乃花親方も)中にいながらスタッフの女性が「ファックスでいいです」。
礼儀礼節を大切にしている貴乃花親方がとる態度なのか。どんなに貴ノ岩側に言い分があろうとこれは通らない。顔を出したところで妥協しろって話にはならない」と貴乃花親方の姿勢を批判した。
この意見に八代英輝弁護士(53)は「なぜ貴乃花親方いらっしゃいますか?と聞かないのか。文書を持ってきたら入れといてくださいとなる」と鏡山部長に疑問を呈した。

 また、東京相撲記者クラブ会友・大隅潔氏(75)は、貴乃花親方が相撲協会の聴取への対応を拒んでることについて
「日馬富士サイドは示談に持ち込みたい。しかし、貴乃花親方にしてみれば、かわいい弟子がやっと横綱に勝てるようになってきたら3横綱の前でボコボコにされた」と心の傷を指摘した。

日馬富士は引退会見で今後の進路についての質問には明言せず、伊勢ヶ濱親方が記者の質問を遮っている。
大隅氏は「(日馬富士は)ほとんど無罪になれば、日本相撲協会には5年間は役員待遇で残れる規定がある。他にも功労金や引退相撲の問題もある。
そういった協会の処分と司法の判断も照らし合わせることまで考えはじめたのかもしれない」と貴乃花親方の狙いを推察。

「検察の処分が軽ければ日馬富士が協会に残れる可能性もある。急なことだから、(罪が)軽微なことでよく反省してるから、
親方になりたければ(帰化申請をする)5〜6ヶ月を猶予しましょうと協会が特例のペナルティを課すか注目される」と述べ、
協会が日馬富士が親方として復帰するための救済措置をとる可能性に言及した。