◎【Billboard JAPAN HOT 100 of the Year 2017】トップ10
1位「恋」星野源
2位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
3位「打上花火」DAOKO × 米津玄師
4位「不協和音」欅坂46
5位「二人セゾン」欅坂46
6位「TT」TWICE
7位「インフルエンサー」乃木坂46
8位「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」ピコ太郎
9位「前前前世」RADWIMPS
10位「サイレントマジョリティー」欅坂46


2017年の年間総合ソングチャート【Billboard JAPAN HOT 100 of the Year 2017】は、星野源の「恋」が首位を獲得した。

星野源「恋」がラジオ、ダウンロード、ルックアップ、Twitter、動画再生の5冠を獲得、2位以下に大差をつけ総合1位を獲得した。ウィークリー総合1位を2016年では5回、
2017年では6回獲得、ダウンロードと動画再生は1月から3月までほぼトップを守る勢いで、その後もストリーミングを含めて上位を守り続けたことがこの結果であり、
昨年後半以上に年間通してチャートを席巻したのは今年だった。そして、シングル・セールスは年間32位に留まったことからも、この曲を"ヒット"として印象付けたのはデジタル領域での拡がりだったといえるだろう。

今年は欅坂46が大躍進。4位「不協和音」、5位「二人セゾン」、10位「サイレントマジョリティー」、17位「風に吹かれても」と年間チャートのうち4曲を占めるという結果になった。
そのうち「二人セゾン」、「サイレントマジョリティー」は2016年リリースの楽曲。パッケージに偏らない売れ方によって、ダウンロード、ストリーミングなどを中心にロングヒットするという今までのアイドルにはないヒットを打ち出した。
このような、同一アーティストによる複数楽曲のランク・インは今年の特徴というより、「今後の特徴」と言えるのではないだろうか。米津玄師(DAOKOとの共演含む)は5曲、乃木坂46は4曲が100位以内にランク・イン。

一方、チャート常連であるAKB48も4曲、嵐も3曲と、シングル・セールスが牽引する形でランク・インしているが、年間の総合ランキングでは、他指標、特にダウンロードとTwitter、
動画再生が奮わずに前出の3アーティストの後塵を拝する結果となった。おそらく2018年には、安室奈美恵が同様に複数曲をランク・インさせてくることが既に100位以下の楽曲の動きから明らかだが、
昨年のRADWIMPSから始まった複数曲ランク・インの傾向は、もはや不可逆で、ダウンロードやストリーミングが社会的に定着すればするほど、より顕著となるに違いない。

主要ストリーミングが始まって2年が経ち、徐々に邦楽曲も充実して、レコード各社の収益の柱のひとつになりつつある。JAPAN HOT100にもストリーミング各社データの網羅性充実を受け、
10月からストリーミング・チャートの公開をスタートさせた。そこで年間の同ランキングをみると、洋楽曲が100曲中37曲ランク・インすることとなった。

つづく

12/8(金) 12:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00058205-exp-musi