猫の街として知られるイスタンブールでの、猫と人間の交流を捉えたドキュメンタリー。

子猫のために市場の食べ物を狙うサリ、撫でられるのが大好きなベンギュ、夫を尻に敷く嫉妬深いサイコ、市場のマスコットのデニス、遊び人のようなガムシズ、
美食家のデュマンなど、7匹の野良猫はみな個性的だ。これが長編デビュー作となる監督は、この地に生まれ、幼い頃から猫と暮らしてきたジェイダ・トルン。

長い年月をかけて、地上10センチの猫目線で彼らの暮らしぶりやキャラクターを撮影した。また、街の人たちは、猫との温かな交流や、猫のいる人生の豊かさを証言する。
イスタンブールが猫の街となった歴史や、変貌する街における猫との共生も模索する本作は、外国語のドキュメンタリー映画として、アメリカ映画史上3位の興行収入を記録した。79分。

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