ブラウブリッツ秋田の初優勝を受けて、秋田県の佐竹知事は、4日の県議会で、
来年6月のJ2ライセンスの申請に間に合うようにスタジアム新設について方針を固める考えを示しました。

秋田県の12月議会は4日に一般質問が始まりました。

佐竹知事は、答弁の冒頭で、「ブラウブリッツ秋田の初優勝をテレビで観戦していたが、思わず『やった』と声を上げ、大きな感動をもらった。
チームの努力に感謝と敬意を表する」と述べました。

そして、議員に呼びかけ、議会に出席した全員で拍手をして、ブラウブリッツ秋田の初優勝を祝いました。

ブラウブリッツはJ3で優勝したものの、本拠地のスタジアムの収容人数がJ2昇格の基準となる1万人以上を満たしていないことなどから、J2のクラブライセンスがなく、昇格できません。
4日の一般質問では、自民党の工藤嘉範議員が、スタジアム整備の方針を尋ねました。

これに対して、佐竹知事は、スタジアムの新設には時間がかかるため、暫定的に秋田市の八橋陸上競技場を一定程度補修する方針を明らかにしました。

そのうえで、スタジアムの新設については、「来年6月のJ2ライセンスの申請に間に合うよう、新設の方針を固め
ブラウブリッツ秋田の優勝を無駄にはしたくない。いろいろ作戦を練りながらやっていきたい」と述べ、スタジアム整備に向けた強い意志を示しました。

佐竹知事は取材に対し、「優勝したことで、県が本拠地のスタジアムを整備することに対する県民の理解は深まる。
J2に早期に昇格するよう、県もがんばろうという気持ちが高まった。

早期に方針を出せるよう、秋田市やチームと議論を急ぎたい」と述べました。

12月04日 18時49分 動画ニュース NHK
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015938751.html