大みそか恒例の『第68回NHK紅白歌合戦』（後7：15〜11：45総合）の司会者合同コメント取材会が27日、東京・渋谷の同局で行われ、紅組・有村架純、白組・二宮和也（嵐）、総合司会・内村光良（ウッチャンナンチャン）が参加。出場歌手のリストに名前がなかった来年9月で引退を表明している安室奈美恵について「また見たい」と出場に期待を寄せた。

来年9月16日で引退することを表明している安室は、結婚を発表した1997年（第48回）に20歳の若さで紅組トリを務めるなど過去9回出場。今年が最後の紅白出場機会とあり、2003年（第54回）以来14年ぶりの出場が期待されたが16日に発表された出場歌手46組の中に名前はなかった。

1998年（第49回）にポケットビスケッツで出演した際に産休から1年ぶりに復帰した安室のステージを直接見た。「『Can you celebrate？』で復帰された感動的なシーンに立ち会えた。生で見て、すげえと思った」と感想を口にした。「また見たい」と出場を熱望したが「総合司会ながら何も知らされていない」とぽつり。「NHKさんが頑張っているんじゃないかと。全くわかりませんが、また立ち会えたら、それはそれは素晴らしいこと」と大逆転での出場を期待した。

また、大ヒットとなった連続テレビ小説『ひよっこ』に主演した有村は「『ひよっこ』企画があるならば、みね子としてステージに立てたら」とにっこり。主題歌「若い広場」を歌う桑田佳祐の出場も予定されていない。「桑田さんの歌はひよっこに始まり。何かあったらいいな」と、こちらも出場を熱望した。

出場歌手の選考ポイントは例年どおり、（1）今年の活躍、（2）世論の支持、（3）番組の企画・演出の3点を中心に、7歳以上の全国3000人を対象にNHKが行った「ランダムデジットダイヤリング」方式による「紅白に出場してほしい歌手男女3組」の調査結果、7歳以上の全国8000人を対象にNHKが行ったウェブアンケート調査結果、『NHKのど自慢』の予選出場者の曲目、CD・カセット・DVDの売り上げ、有線・カラオケのリクエスト等の調査、インターネットやダウンロード等の調査データを含め、総合的に判断したという。

番組のテーマは昨年に続き「夢を歌おう」。NHKの桑子真帆アナウンサーも総合司会を務める。司会について内村は「本当に驚いています。全く予想していなかったこと。今年最後の仕事ですし、しっかりと務めたい」と意欲を語った。有村は「今年は去年より少しでもよくなるように頑張って努めたい」と力を込め、二宮は「個人では初めて。お2人共に頑張っていきたい」と誓った。

オリコン 2017年11月27日 17時49分
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