大相撲九州場所千秋楽(26日、福岡国際センター)NHKでテレビ解説を務めた北の富士勝昭氏(75、元横綱)が
横綱白鵬(32)が14日目に2場所ぶり40回目の優勝を決めたことに触れ、「横綱、大関陣がしっかりしていない。
若手も優勝に絡む力がない。当分、続くでしょうね。50回はいかないと思うけど、いったら他の奴は何をやっているんだと
いうことになる」と他の力士に奮起を促した。

 白鵬は14日目に1差の2敗で追っていた平幕の北勝富士(25)と隠岐の海(32)がともに敗れた後の結びで、
平幕遠藤(27)を押し出して13勝目。千秋楽を待たずに自身の持つ最多優勝記録を更新し、単独での2年ぶり
10度目の年間最多勝も決めた。

 北の富士氏は「笑っている場合じゃない。こんなに独走を許していいのか。指導をしている各部屋の師匠、
親方衆が考えないといけない」と危機感を覚える一方、「白鵬に恐れを知らない力士も出てきた。これはいい傾向」と
若手の出世争いに期待していた。

サンスポ
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