横浜スタジアムが20年東京五輪に向けて改修されることを記念した、DeNAのOB・現役による
記念試合「ハマスタレジェンドマッチ」が23日、同球場で行われた。かつての日本一メンバーが中心の
「TEAM 1998」と大洋OBが並ぶ「TEAM YOKOHAMA」の対戦は、最終回に
佐々木主浩氏(49)が筒香嘉智外野手(25)を打ち取り、「1998」の勝利。「来年は優勝して
日本シリーズに出てほしい」という佐々木氏は「もっと厳しく野球に取り組め」と、後輩たちに
辛口エールを送った。

 1点差の最終回、2死一、三塁で実現した大魔神対ハマの大砲の夢対決。「ここで現役はなしだろ」と
苦笑いの佐々木氏だったが、日米通算381セーブの貫禄で二ゴロに仕留めた。

 「松井(秀喜)並みの雰囲気がある」と、マウンドで筒香の迫力を実感した佐々木氏。
「今年の悔しさをぶつけてくれるでしょう」と来季の奮闘を期待したが、久々にVメンバーと
プレーしたことで、後輩たちの“弱点”にも気がついた。

 「オレたち、仲悪かったもん。きょうだってベンチで味方をヤジってた。もちろん人間的に
いいヤツばかりだけど、野球では厳しく言い合った」。若さと勢いはあるが、どこか
優等生ぞろいに見える現在のナインに、お互いが叱咤(しった)し合える「厳しさ」を求めた。

 「見たことのない威圧感。初めて感じるオーラだった」と、やはり大魔神の迫力を肌で感じた筒香。
日本一の再現を求める先輩たちの声に「来年は20年ぶりの日本一を実現します」と力強く
答えていた。(星野 和明)

スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000244-sph-base
筒香と対決した佐々木氏
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