中日にドラフト1位指名されたヤマハ・鈴木博志投手(20)=磐田東高出=が19日、
プロでも“チャリンコ通勤”すると誓った。浜松市内で入団交渉に臨み、契約金1億円プラス
出来高5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で仮契約。自分へのご褒美として
ロードバイクを買いたいと打ち明けたMAX157キロ右腕は、選手寮からナゴヤDまで
約9キロの道のりも「ウォーミングアップくらいの感覚でいける」とペダルをこぐ。

 寮生活の若手選手はタクシー通勤が中心。自身を「ケチ」と評する鈴木だが、節約のために
自転車に乗るわけではない。「今乗っているのは20万円くらい。いい自転車は百数十万円する。
フレームやタイヤを替えてカスタムしたい」とニヤリ。OBの山本昌氏や森野打撃コーチが
現役時代、スーパーカーに乗って球場入りしたように、金の卵も“高級車”で乗りつけるというのだ。

 この日は、掛川市から両親も駆けつけた。ヤマハ入社時には父・隆美さん(62)に初任給で
デジタル一眼レフカメラをプレゼントした。来年1月にはプロとして初めての給料も振り込まれるが
「欲しそうなものをサプライズで贈りたい」。自身への投資だけでなく、両親にも感謝の気持ちを表す。(田中 昌宏)

スポーツ報知
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