セクハラスキャンダルの渦中にある俳優ケヴィン・スペイシーが、主演ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」を事実上のクビになった。今回のスキャンダルによってシーズン6(ファイナルシーズン)の製作は一時中断されており、同作を配信しているNetflixは現地時間3日、「ケヴィン・スペイシーを含む『ハウス・オブ・カード』の製作にはこれ以上関わりません。
この中断期間は、制作会社MRCと番組について引き続き検討していきます」と声明を出した。

先日、俳優のアンソニー・ラップが、14歳の頃にスペイシー(当時26歳)から性的な関係をもちかけられたと告発して大騒動に。スペイシーは謝罪すると同時にゲイであることをカミングアウトしたことで、話をすり替えようとしていると批判され、ラップ以外にも次々と告発者が出てきたほか、
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の撮影現場でも多くの男性スタッフがセクハラ被害を受けていたことが明らかになってきた。スペイシーの広報はすでに仕事を辞めている。

 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」はホワイトハウスを舞台に裏切りと報復を描いたドラマ。スペイシーは主人公フランクを演じていたが、USA Today によると現在、シーズン6をフランクの妻であるクレア(ロビン・ライト)メインで描くことが検討されているという。
Netflixはスペイシーとの関係を完全に絶つことにしたようで、ポストプロダクション中のスペイシー主演伝記ドラマ『ゴア(原題) / Gore』 の製作をやめることも発表した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171104-00000013-flix-movi