11/3(金) 7:23配信
酒井宏は途中出場も、直後に失点食らい…マルセイユ敗戦でI組は混戦に

[11.2 ELグループリーグ第4節 ビトーリア・ギマランイス0-1マルセイユ]

 ヨーロッパ・リーグ(EL)は2日、グループリーグ第4節を行い、日本代表DF酒井宏樹所属のマルセイユ(フランス)は敵地でビトーリア・ギマランイス(ポルトガル)と対戦し、マルセイユが0ー1で敗戦。グループ2位をキープしたものの、3位・4位との勝ち点差は2に縮まった。ベンチスタートの酒井は後半31分に途中出場している。

 3試合を終えて2勝1敗でグループIの2位に位置しているマルセイユ。ELではターンオーバー制を採用して酒井やMFフロリアン・トバンはベンチスタートとなり、10月29日のリーグ1第11節・リール戦(1-0)から先発7人を変更して4-2-3-1の布陣を敷く。攻撃の中核を担うFWディミトリ・パイェは右太ももの肉離れのため、招集外となった。

 試合直前にDFパトリス・エブラが観客に向けてカンフーキックをしてしまい、一発レッドという前代未聞の状況で始まった今節。前半29分からマルセイユがゴールに迫る。MFクリントン・エンジーがPA左から切り返して右足シュートを放つが、相手GKが正面でキャッチ。同35分にはMFルイス・グスタボの左足ミドルはゴール右に外れ、0-0で前半を折り返した。

 後半に入り、両者がそれぞれチャンスをつくる。後半12分、MFルイス・グスタボの浮き球パスに反応したエンジーが最終ラインを突破。PA手前で相手GKをよけてシュートを放ち、ボールは無人のゴールへ向かうが相手DFのクリアに遭う。ギマランイスは同19分、R・マルティンスが独走から豪快な右足ミドルを放つが、鋭い弾道はクロスバーを直撃し先制点にはならなかった。

 より攻撃的に仕掛けたいマルセイユは後半22分にトバン、同31分には酒井を投入する。しかし均衡を破ったのはギマランイス。同35分、FWアルメイダ・ラモスのアーリークロスをMFパオロ・ウルタードが頭で合わせて先制に成功。追う展開となったマルセイユは最後のカードとしてFWコスタス・ミトログルを出場させ、1点を取りに行く。

 流れを変えたいマルセイユだったが逆に焦りが出てしまい、後半42分にDFブバカル・カマラがスライディングタックルで2回目の警告を受け退場処分。数的不利のまま試合は0-1で終了し、グループリーグ2敗目となった。同組のザルツブルクとコンヤスポルがスコアレスドローに終わったため、マルセイユは2位をキープ。次節は23日、敵地にてコンヤスポルと対戦する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171103-01645811-gekisaka-socc
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