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10/26(木) 6:34配信

 ドラフト史上初めて全12球団が1位指名の抽選に参加する可能性が25日、浮上した。本紙の予想では、早実・清宮の最多6球団を筆頭に、広陵・中村、JR東日本・田嶋に3球団ずつが競合。一本釣りなしの大抽選会が展開されそうだ。

 78年には江川卓(作新学院)、森繁和(住友金属)、木田勇(日本鋼管)に分かれて、全球団の指名が重複。しかし、江川の「空白の1日」の影響で、巨人がボイコットし、参加したのは11球団だった。

 07年の高校生ドラフトでは中田翔(大阪桐蔭)、佐藤由規(仙台育英)、唐川侑己(成田)のBIG3に入札が集中した。当時は西武が不正行為によって、上位2選手の指名権を剥奪されたため、これも抽選に参加したのは11球団。今回、12球団が抽選に臨めば、史上初となる。

 また、抽選の結果次第では、外れ1位で履正社・安田に、昨年の佐々木千隼(桜美林大)に並ぶ最大5球団の重複も考えられる。続いて、立命大・東にも人気が集中しそうだ。

 各球団のスカウトが、「なかなか1位の12人がそろわない。外れ外れのリスクは避けたい」と不作を嘆いてきただけに、大抽選会の行方が注目される。