よって、

試合前→試合後で評価を高めたのはカネロと村田選手だといえる。

しかし、熱烈なGGGファン視点では
『まだわからねぇぜ!』的な現実を観れなくなっている部分があって、
そのファン数がカネロファンを圧倒しているのも事実。

よって、GGG劣勢であるにも関わらず
アメリカではGGG VS カネロ の再戦が熱望されているわけで、
PPVを意識するなら、これは避けて通れない道でもある。

ハッキリ言ってカネロは前試合より強くなっている可能性が想像できるが、
GGGが前試合より強くなっている可能性はまずない。

よって、GGGファンはGGGの経験による『対策』で乗り切る姿を望むわけだが・・その確率は低いと言わざるを得ません。

仮にGGGがカネロをガッチリ判定で下せば
『やっぱりGGGはミドルで圧倒的やね』
となります。
そうなれば、村田戦は消化試合的な位置にくるので
プロモーターとしてはスムーズに組みやすい。

でもGGGがカネロに負けたなら……
村田ファンとしてはカネロ戦を期待するしかないが、カネロにとってメリットは少なくなってしまう。

なぜなら、村田選手に負ければ
『GGGはすでに終わっていて、村田の勝利がそれを証明したにすぎない。カネロはそもそもその程度の選手』
と評価されるのは目に見えているから。

つまり村田選手側にもメリットが少なくなってしまう。

結局、次の再戦が組まれてしまえば
GGGに勝ってもらわないと、あらゆる意味で絶望しかなくなってしまう。

村田選手のファンなのに、カネロに圧勝するGGGを願う……なんて変な場面になってしまう。
でもこれがボクシングにはよくある話で、本当に名誉な実績を目指すなら避けて通れない道でもある。

てことは、村田選手のファンとしては・・・
GGGとカネロの再戦は流れてしまうのが理想ってことになってします。

変な話だが、これが真実。