今季大ブレークを果たし、勝利の方程式の一角として大活躍を見せた阪神タイガースの桑原謙太朗投手。

2007年の大学・社会人ドラフト3位で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団した桑原だったが、プロ入り以降は伸び悩み、2010年オフには一輝とのトレードでオリックス・バファローズに移籍。
しかし、オリックスでも2軍暮らしが続き2014年オフには白仁田寛和とのトレードで現在所属の阪神タイガースへ移籍。

移籍後初年度は6試合の登板に留まり、昨年に至っては1軍登板なし。しかし、今季はオープン戦で好成績を残し、開幕1軍入り。
今季は初登板から3戦中2戦で失点を喫したが、その後は16試合連続無失点を記録するなど結果を残し、マルコス・マテオ、ラファエル・ドリスと共に勝利の方程式へ昇格。

その後も結果を残し続け、マテオと共に最優秀中継ぎのタイトルを受賞するまでに成長した。
今季成績は67試合登板で4勝2敗39ホールド、防御率1.51と好成績を残しチームのAクラス入りに大きく貢献した。

今季は桑原が開花を見せたが、2010年代の阪神は成績が振るっていなかった選手たちを中継ぎ陣の主力として”再生”してきた。

2011年は成績が落ち込んでいた福原忍が中継ぎに転向し、主力として復活を果たし2014年・2015年には最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。

また、今季で現役を引退した安藤優也は2005年からは主に先発として活躍していたが、2010年からは成績が振るわず。
しかし、2013年から中継ぎとしてもう一花を咲かせ、福原とのベテランコンビでブルペン陣を支えた。

2012年には、2010年に横浜から戦力外通告を受けて阪神入りした加藤康介が移籍2年目で復活。
貴重な中継ぎ左腕としてチームを支えた。

2013年オフに平野恵一のFAによる人的補償で阪神入りした高宮和也も移籍後に開花。
今季で戦力外通告を受けてしまったが、2014年のCSでは巨人・阿部慎之助キラーとして3試合に登板し阿部を3打数無安打と完璧に抑え込み、チームの日本シリーズ進出に貢献した。

他球団では伸び悩んでいた選手や成績が落ち込んでいる選手を復活させてきた阪神。
今季は5人が60試合以上に登板し大車輪の働きを見せたが、来季も同じような活躍を見せてくれるかは不透明だ。

今季は桑原だけでなく、シーズン途中から石崎剛も台頭してきたが、来季も伸び悩んでいる選手たちを復活、
もしくは開花させて中継ぎ陣の層を厚くすることはできるだろうか。来季の阪神のブルペン陣にも注目したいところだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171021-00010000-baseballc-base
10/21(土) 11:00配信

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成績