「ビジネスパートナーです。彼らは1人のアーティストなので、クリエイティブな活動をお手伝いしていきたい」

 ジャニーズ事務所から独立した元SMAP3人。その黒幕といわれていた元マネージャーの飯島三智氏が解散騒動勃発後、初めて公の場に登場した。

「13日に行われたアート展『ミュージアム・オブ・トゥギャザー』のレセプションに香取慎吾(40)が出席。同行していた飯島氏も初めて取材に応じ、草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(43)も含めた3人の“パートナー”を務めることを明言した。香取も、自分の現場に飯島氏がいるという日常を取り戻し、爽やかな表情でした」(スポーツ紙記者)

“I女史”の表舞台への露出は何を意味するのか。

「16日に3人の公式サイト『新しい地図』が本格始動。その宣伝も兼ねた飯島氏のメディアへの挨拶です。反ジャニーズの急先鋒だった香取と一緒というのも彼女らしい演出。今はジャニーズとの直接衝突を避けネット活動が主体ですが、これで対立姿勢はさらに鮮明になった」(同前)

 すでに前哨戦は始まっている、と芸能デスクが話す。

「ジャニーズは伝統的にスポーツ紙でいかに大きく取り上げてもらうかに重きを置いていて、“ジャニ担”記者を上手に懐柔している。その手法を熟知する飯島氏も基本的には同じ。

ジャニ担と飯島担で紙面をどう調整するか……。たとえば、9日に『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV 11月2日〜)の宣伝のため3人の体操着姿が公開される一方、ジャニーズは11日、中居正広(45)の新番組『なかい君の学スイッチ』(TBS系)について発表していました。今後こういうニアミスが増えるはず」

 実際、木村拓哉(44)の新作映画「マスカレード・ホテル」が大きく報じられた2日後に紙面を飾ったのが、くだんの香取の登場だった。

「バッティングするのは双方ともよしとしないから、微妙にズラしてくる。要は扱いの大きさをどうするかです。今のところネタの新鮮さで飯島氏側が優位ですが、ジャニーズはタレントの数が豊富。ネタは尽きない。年末に向け結婚話を出してくるという情報まである」(ワイドショー幹部)

 数か質か――。陣取り合戦がエスカレートしそうだ。

(「週刊文春」編集部)

文春オンライン2017年10月21日07時00分
https://news.infoseek.co.jp/article/bunshun_4607