【ロンドン時事】
2026年冬季五輪招致に意欲を示していたオーストリア西部チロル州のインスブルックが撤退する見通しになった。
15日に同州で実施された住民投票の暫定結果によると、53.35%が反対した。
反対派は高額な開催費に懸念を示していた。AFP通信が報じた。

26年大会は札幌市、シオン(スイス)やカルガリー(カナダ)などが招致を目指している。

インスブルックは1964年と76年に冬季五輪を開催した実績がある。
 
近年は五輪招致熱が冷え込み、24年夏季大会の招致では当初5都市が立候補を申請しながら撤退が相次ぎ、
パリと米ロサンゼルスだけが残った。国際オリンピック委員会(IOC)は9月、
両都市を24年パリ、28年ロサンゼルスと2大会に振り分けて同時選出する異例の措置を取った。

26年大会の開催地は19年9月のIOC総会で決まる。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101600400