ベガルタ仙台のGK関憲太郎(31)が、変幻自在の難敵をシャットアウトする。チームは今日14日、敵地で川崎フロンターレと対戦する。4、8日のルヴァン杯準決勝で対戦し、決勝進出の夢を粉砕されたばかり。リーグ2位の56得点の攻撃陣に2戦で5点を許した関は、闘志をたぎらせている。

 GK関は川崎Fを、2試合で「違う顔」に見えたと言う。仙台が序盤に押し込んだ第1戦と異なり、「出方も勢いも別のチームだった」第2戦は、前線での連動性に屈して2点を先行された。「ボックス付近でスルーパスを出された。オフサイドラインのギリギリをついていけなかった」と悔しがった。DF陣と話し合い、「向こうの強みの細かいパスに慌てない。ボールを回されても、『相手に持たせている』と余裕を持ちたい」と意識を共有した。

 また「違う顔」を見せてきても、今度こそ封じる。10日ハイチ戦でクロスで同点弾をお膳立てした左サイドバックのDF車屋紳太郎(25)が日本代表から合流。サイド攻撃への危機意識も必要だ。GK関は今度はロングシュートを狙われる可能性を指摘したが、「新しい部分が見えてきたら、試合で改善できる。失点が増えているので、ゼロにこだわりたい」。今月3戦計8失点の守備陣の復活を誓った。【秋吉裕介】

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