広島の梵英心内野手(36)が3日、今季限りで退団し、他球団で現役続行を目指すことが分かった。
鈴木球団本部長が「本人が出場機会を求めて他球団でやりたいということで意思を尊重した。
地元広島出身の選手でこれまでチームに貢献してくれた」と話した。

梵は広島県三次市出身で三次高から駒大、日産自動車を経て、05年の大学・社会人ドラフト3巡目で
広島に入団。走攻守バランスのとれた内野手で、06年には新人王を獲得。10年には43盗塁で盗塁王、
ゴールデングラブ賞にも輝いた。だが、11年に左膝を痛め、翌12年には右膝を手術。両膝の影響が大きく、
出場機会は年々減っていった。

昨季の出場試合数は自身最少の7試合で、無安打。今季は1度も1軍に昇格することはなかった。一方で、
ウエスタン・リーグでは今季48試合に出場して打率・257とファームの優勝に貢献した。「去年、今年と
優勝争いの中に加わっていなかったし、来年も分からない。ファームでずっとやるよりはいいのかなと思う」と
鈴木球団本部長。36歳のベテランは再び輝くため、新天地を探す。

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