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2017/09/29(金) 11:53:06.00ID:CAP_USER92年前の2015年にリーグ優勝を果たしたとは思えない深刻な低迷ぶりだ。翌16年の昨季はリーグ5位に転落。そして今季は球団創設1年目のワースト記録を67年ぶりに塗り替えようかというご覧のありさまである。ちなみにセントラルとパシフィックの両リーグで見ても、今季のヤクルトの負け数はシーズン終了を待たずして12球団最多となることが決定済み。「白星配給チーム」「プロ球団失格」などと言われても何ら反論は出来まい。
チームを指揮する真中満監督は大低迷の責任を取って今季限りでの辞任を表明。しかしながら後任監督の選定作業を含め、来季のチーム再編成は大きく難航しそうな気配が早くも漂い始めている。親会社のヤクルト本社と球団の再建作業は残念ながらピントがズレているとしか言いようがないからだ。
すでに各メディアでも報じられている通り、後任監督には現在シニアディレクターを務める小川淳司氏が再び就任することが決定的となっている。だが、これは単なる内部昇格。どこかの球団の実力者がかつて口にした言葉を借りれば「人事異動」にすぎず、危機的状況を打開する意味では物足りない気がしてならない。
もちろん2度目の監督就任となる小川氏の手腕に期待はしたい。同氏は10年のシーズン途中から14年まで4年半、ヤクルトの監督としてタクトを振るった。ヘッドコーチからシーズン途中に指揮官へ昇格した1年目は借金地獄にあえいでいたチームを立ち直らせ、最終的にはクライマックスシリーズ進出争いにも加わって貯金4でゴールイン。その後は2年連続でAクラス入りを果たした。しかし13、14年は2年連続最下位となって最終的に不振の責任を負う形で辞任している。
球団内でも「監督として途中就任した年から低迷していたチームを見事にV字回復させ、それ以降の3シーズンでそこそこの結果は残した」と小川氏を評価する声は多い。しかし一方では次のように現実的な指摘もある。
「小川さんは監督として1度もリーグ優勝の経験がない上、最後の2年間はチームを最下位に沈めているのも事実。そういう経歴の監督に果たして今の選手たちが付いてくるかどうかは甚だ疑問だ。しかも小川さんはカミナリを落としたり、ハッパをかけていったりするのではなく、どちらかというと選手を褒めて伸ばしていくタイプ。今のチームは全体に独特のファミリー体質がまん延し過ぎて完全に緩みまくっているフシがあり、本来ならば強烈なカリスマ性を発揮しながら緩み切ったネジを巻いてくれるような人がチームのトップになることが一番求められているような気がしてならない。小川さんでは逆に選手たちがナメてかかって、さらに“ユルフン”になってしまうことも懸念される」
〜中略〜
バタバタの内部昇格で指揮官就任を果たすことになる小川氏に、頼りになりそうな“右腕”の存在が急浮上している。来季のヘッドコーチ就任が濃厚となっている有力OBの宮本慎也氏だ。長年にわたってチーム生え抜きの主力として通算19年間ヤクルトを支え、3度の日本一を経験。アテネと北京五輪では全日本の主将も務め、キャプテンシーも抜群である。加えて宮本氏がヤクルト入りした背景には、当時スカウトを務めていた小川氏の存在もあり、両者の関係は「昵懇(じっこん)」と言っていい。選手兼任でコーチを務めたこともある宮本氏の古巣復帰となれば期待値も高まりそうだ。
だが意外や意外。チーム内に歓迎ムードはあまりないのが現状という。実際に来季からの宮本コーチ就任が内定したとの報道を耳にした一部の選手たちが顔をしかめたという話も耳にする。一体なぜ、こんなことになっているのか。チームの古参OBはこう打ち明ける。
「それもこれもやっぱり選手たちの気が緩んでいるから。宮本はとても気持ちが強く、妥協を許さないタイプ。ヘッドになれば容赦なくカミナリも落とすはず。仏の小川に変わって鬼になれる宮本ならば、タガが外れて勝利への意欲も失っている選手たちの腐った根性をたたき直せるからまさに適任だ。でも正式発表前から、ここまでアレルギーがあらわになるというのは、いかに今のチームのふ抜けぶりが重症であるかを物語っている。情けない限りとしか言いようがない。そういう状況だから宮本のゲキにも選手たちがシラけて付いてこないなんていうことも起こり得る」
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1709/29/news029.html