サッカーJ1仙台を運営するベガルタ仙台は26日、仙台市青葉区の漁信基ビルで取締役会を開き、2017年度の中間決算(2〜7月)が8300万円の黒字になったと報告した。下期は主催試合が少なくなるため興行収入が減るが、通期でも1000万〜2000万円の黒字になる見通しで、2年連続の赤字は回避できる見込みとなった。

 総収入は14億8700万円。興行収入では、チケット収入が計画比92.3%だったが、広告協賛収入は同100.3%と健闘した。グッズ販売は同87.9%だった。

 総支出は14億400万円。勝利給が当初見通しより少なくなったことなどから、トップチームの経費は計画比91.1%、経費削減などで事業経費は同80.8%となった。

 西川善久社長は「(中間決算は)計画よりやや良い内容になった。(通年で)間違いなく黒字に持っていける」との見解を示す一方、1試合平均1万5393人と見込んだトップチームの観客数が1万2164人と伸び悩んだことについて「チームの成績が影響している。目標に近づくよう最大限努力する」と述べた。

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