0001プエルトリコ ★@無断転載は禁止
2017/09/23(土) 12:00:21.90ID:CAP_USER9もしかすると復帰には時間がかかるかも…と心配したが、完全に杞憂だった。今月4日、右膝の痛みと闘いながらドイツに出発する長谷部を羽田空港で見送った。8月31日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦にフル出場し、6大会連続のW杯出場に導いた。だが試合後は右膝が腫れ上がり、明らかに痛そうな仕草を見せていた。翌1日にサウジアラビア遠征に出発した日本代表からも急きょ、離脱を余儀なくされていた。
右膝は3月に手術を受け、懸命のリハビリで8・31に間に合わせたばかりだ。復帰までの過程では「膝が言うことを聞かず、うまくいかない時期もあった」と言う。それでも時にはリスクを冒しながらも激しいメニューを科し、W杯予選のピッチに立つまでに状態を上げた。フランクフルトに戻った後も、9日のボルシアMG戦を欠場しただけで戦場に戻った。決して完全ではない右膝との折り合いを付けながら、である。
日本代表の主将として、サッカー選手として、強い「覚悟」があった。思えば、羽田空港に現れた長谷部の表情がある意味では、晴れ晴れとしていた事を思い出す。W杯切符獲得の代償として右膝が腫れたが「W杯切符を獲得するためならサッカーが出来なくなっても本望。それぐらいの気持ちだった。結果、無理をして良かった。少しは意味があったと思う」と言ったのだ。魂を揺さぶるような一語一句だった。
長谷部は言う。「33歳になって、今が一番“うまい時期”なのかな、と思う。(年齢とともに)フィジカル的には落ちて来ているのかもしれない。でも選手としての経験も重ね、今が一番、余裕を持ってプレーが出来ていると思う」。若さや勢いだけではない。技術、サッカー観、視野、思考、すべてが体の動きと連動し、歴代最強の“長谷部誠”を感じているのだ。
来年6月のW杯。34歳で迎える長谷部はさらに円熟味を増しているはずだ。ロシアの地で頼もしい主将の背中を見るのが、今から楽しみだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170923-00000086-spnannex-socc